ヘルニアが寝具選びに注意しないといけない理由

背骨は椎骨という骨が積み重なってできています。そして、椎骨と椎骨の間には椎間板というクッションの役割をしているものが挟まっています。椎間板は中にゼリー状の髄核があり、それをくるんでいる線維輪からできています。

椎間板は老化などでだんだん弾力を失ったり、過度な負担が腰にかかると、つぶれて外にはみ出してしまったりするんです。このはみ出してしまった状態をヘルニアと呼びます。ただはみ出した状態はけっこう多くの人にみられます。必ずしも腰痛を引き起こすわけではないんですね。でも椎間板がまわりの神経を圧迫するようになると痛みが出たり、足などにしびれが出たりするようになります。

ヘルニアになっているにもかかわらず気付かずに生活している人もいるんですね。でも腰に無理な負担がかかっていると、いつ痛みが発症してもおかしくありません。

腰椎椎間板ヘルニアを持っている人がとくに気をつけなければならないのは、普段の姿勢。前かがみになったり、腰を反らせたりする姿勢は腰に大きな負荷をかけます。そしてず~っと同じ姿勢(立ちっぱなしや座りっぱなしなど)でいることもNG。痛みが強くなります。

ただ昼間は姿勢や動作に気をつけることができるとしても、夜寝ているときはどうですか。1日6時間~8時間くらいは寝ているとしたら、その間の姿勢ってとっても重要だと思いませんか。寝ている時の姿勢はヘルニアを治すこともしますが、逆に悪化させてしまうこともあるんですよ。

寝ている間に体は傷ついた細胞や組織を一生懸命修復してくれます。でもそれには体がリラックスしていることが条件。体が緊張状態にあると治るものも治らなくなってしまいます。

腰に負担をかけない、そして本当にリラックス状態で眠るにはやはり寝具選びがポイントになってきます。

ヘルニア+柔らかい寝具だとこうなる

柔らかいフワフワした布団に横になると体が沈んで包み込まれ、気持が良いですよね。安心感さえあります。でも腰と胸のの部分が重たいのでグ~っと沈み込んでしまいます。すると腰は曲がったままで体重がかかります。腰に負担が集中してしまうんですね。やはりこの状態は腰回りの筋肉を緊張させてしまいます。

さらに、体が布団に沈み込んでいると寝返りがしにくくなります。よいしょっとお腹や腰に力をいれないと寝返りができないと思います。寝返りするたびに腰に負担がかかるんですね。でももっと良くないのは寝返りさえしないこと。寝返りは血液やリンパの流れを良くするためにも体が自然にするものなのですが、それを妨げてしまうような布団ではやはり体にとって良くないのは明らかですよね。

血行が悪くなると、ダメージを受けた細胞や組織の修復も滞りますし、老廃物も排出されないので疲れも十分に取ることができません。発痛物質も滞ります。横になった瞬間は気持が良い柔らかい布団ですが、朝起きるとなんとなく体がだるい、腰が痛い、重苦しいと感じるのはこのためです

また低反発の布団もこの柔らかい布団の種類に入ります。体の凹凸にフィットしてくれるのですが、一度沈み込んでしまうとなかなか元に戻らないので、腰に良くない姿勢をキープしてしまうことになります。

ヘルニア+硬すぎる寝具だとこうなる

では硬い寝具だとどうなのでしょうか。昔は腰痛を治すには「せんべい布団で寝るのが一番」なんて言われていた事もあったようです。でもフローリングの床に横になってもらえばわかるように腰痛を治すどころか、体中が痛くなってしまいますよね。

硬すぎる寝具に仰向けで寝ると肩甲骨や腰、ひざ、かかとに体重が集中します。一部に負担がかかることでその部分が圧迫されて痛くなってしまいます。そこで脳は寝返りを打つように司令を出します。でも横向きになるとやはり肩や腰に体重が集中して痛くなります。そしてまた寝返りを・・・。寝返りを打つことは自然なことなのですが、やはり多すぎると体力も使いますし、脳も休むことができません。

また硬すぎる寝具に仰向けになると腰の下に空間ができると思います。腰が反りすぎてしまっている状態ですね。腰を反る姿勢はヘルニアをいっそうひどくしてしまいます。この腰の反りを少なくするために、膝の下に枕やクッションを置くことが推奨されています。たしかに腰の反りは和らぎますし、腰の筋肉も力が抜けてリラックスできているのがわかります。そして横向きになる時はお腹の下にクッションを挟むとよいそうです。

私も以前試したことがありますが、一晩中仰向けで寝ているわけではないですよね。だから寝返りを打つたびにクッションの位置を変えなければなりません。でもそんなことばかりできるわけでもなく、結局クッションが邪魔になって、知らないうちに足でベッドの下に蹴り落としてしまうんです。あまり意味がなかったです。

硬すぎる寝具で寝ている人もやはり体の一部に負担がかかって、筋肉が十分に休まることができません。朝起きた時に腰が痛い、体中がだるいということになってしまいます。

ヘルニア持ちが使う寝具はこういうものを選ぶ!

ヘルニア持ちが選ぶべき寝具は、柔らかすぎず、硬すぎない寝具ということですよね。良い姿勢をキープし続けて、体のどこか一部に負担が集中しないものが理想です

「体圧分散」って聞いたことありますか?文字通りですが、体重を分散して、体の一部分にだけ圧力が集中してしまうのをさけることです。寝具でも体圧分散に特化したものがあります。体重を感じにくくしてくれるので本当にリラックスでき、深い睡眠を得ることができるんですよ。

適度なかたさで体を支え、寝返りがしやすく、そして体圧分散してくれる寝具を選びましょう。

寝返りがしやすいかどうかを簡単にチェックできる方法があります。まず今使用している寝具のうえに仰向けになって膝を立ててください。腕は胸の前でクロスです。そしてそのまま左右に寝返りをうってみましょう。肩と腰が同時に動けばOK。でもバラバラになってしまうようではその寝具は柔らかすぎる、あるいは硬すぎるということになります。もし自分に合っていないようでしたら、寝具を買い換えることをおすすめします。

睡眠は人生の3分の1~4分の1を占めています。そして寝ている間に体の機能が修復されさり再生されたりするわけですから、健康的に生きるためには睡眠をないがしろにしては絶対にダメです!快眠できる寝具で腰痛を改善しましょう。【参考】腰痛布団についてのサイト

ヘルニアにおすすめの寝具を教えて!

体圧分散を謳った寝具はいくつかありますが、私のおすすめは「雲のやすらぎ」

適度な硬さで体を支えてくれ、腰だけが沈み込むということはありません。もちろん寝返りもスムーズにできるんです。しかも体圧分散にとても優れていて体のどこがが痛くなるということがありません。凸凹したマットとその下にある芯となるマットに秘密があるようです。体にほどよくフィットして、でも決して布団がべったり体に張りつくわけではなく、そして体重も感じさせないこの布団はまさに雲の上に寝ているような・・・。そんなイメージが浮かんでしまう寝具です。なかなか良いネーミングだと思います。

ヘルニア持ちでなくてもこの寝具を愛用している人が多いのは、深い睡眠がとれるから。体圧分散などはもちろん、布団にこもりがちな湿気を逃がす工夫や抗菌・防ダニ機能などもしっかりついているので一晩中、そして一年中快適に眠ることができるんですよ。

敷布団とはいえ厚さが17センチもあるので、ベッドマットとしても、フローリングの上で敷布団としても使えます。春・夏用と秋・冬用でリバーシブルになっているのもすごいですよね。

椎間板ヘルニアはヘルニアの状態にもよりますが、少しだけ日常生活での姿勢や動作に気をつければ自然に治ることが多いのも特徴です。寝ている時の姿勢は意識して直すことができないので、適切な寝具を選ぶことが重要です。寝具を変えただけで腰痛が改善した!体の調子がよくなった!という人がとても多いことからもわかりますね。

ヘルニア持ちが選ぶべき寝具はこれ!>>>一晩中良い姿勢をキープできる布団